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2008年5月 9日 (金)

頭の良さとは

 〝頭の良さ=記憶力〟

現代社会では、たいていの場合こういった認識を持たれがちだ。

しかし、本来の意味での記憶力は、知識を蓄える手段でしかない。

〝頭の良さ〟はその先にあるはずだ。

 記憶力のみによって〝頭の良さ〟を判断するのなら、人間はコンピューターに勝てない。

では、人間はコンピューターより頭が悪いか?

答えは×だ。

なぜなら、コンピューターをつくったのが人間だからだ。

人間が神を超えられないように、コンピューターも人間を超えられない。(哲学者のなかには、「人間はコンピューターに使われている」と言う人もいるが、それは資本主義社会という制度のなかでの話だ)

 では、人間とコンピューターの違いは何か?

それは創造する力。つまり、蓄えた知識を使って新たなものを生み出すことだ。

極端に言えば、世界一難しい数式を解くよりも、〝1+1=2〟という数式を生み出すほうが頭が良いことになる。

〝クイズ番組で全問正解したからすごい〟というような感情は、結局のところ一芸に拍手を送ることと大差ない。

 〝知識〟は土壌を肥やす肥料のようなものだ。

多くても少なくても、植物はうまく育たない。

たくさん知識を蓄え、それを整理し、不必要なものは捨てていかなければならない。

やたらめったら肥料をぶち込んで、ただ待っているだけでは芽は成長しない。

そんなことをしていては、痩せた土壌でも一生懸命芽を育てようと努力している人間に、すぐ追い越されるに違いない。


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