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2008年5月15日 (木)

死にたい気持ちを和らげる方法

 〝死にたい〟と思うことは、人間が思考することができるようになったことに対しての、最大の副産物だ。

だから、〝死にたい〟と考えてしまっている自分に対して、決して卑屈になる必要はない。

むしろ、正常な証と捉えるべきだ。

 しかし、やはり〝死〟というものは恐ろしい。

できれば関わりたくないものである。

それが正常だとわかっていても、そのことばかり考えていれば、心身ともに衰弱するのは目に見えている。

正常な思考のせいで自分を殺してしまっては、元も子もない。

 〝死にたい〟という気持ちを完全に無くす必要はない。

これは個人的な考えだが、死に対して向き合うことのできない人間は、魅力のない人間だと思う。

そもそも、そんな奴がいるのかどうかも疑問だ。

 他人がどれくらい〝死〟について考えているのか知らないが、自分はかなり重傷なほうだと思う。

本当につまらないことで、よく〝死にたい〟と考えてしまう。

ひどいときには、「あ~、死にたい」と独り言が無意識に出て、それに驚き、そして落ち込む。

 そこで、どうにかしてこの気持ちを和らげる方法はないか、と考えた。

方法は二つある。

 一つ目は、思考を停止させることだ。

わたしは座禅をおすすめする。

座禅ときくと難しそうに思えるかもしれないが、形式張る必要はない。

なるべく静かな部屋の真ん中に座布団を敷いて、その上に適当に座って目を閉じ、無になることに集中する。

しかし、一度やってみればわかるが、人間、何も考えないということは非常に難しい。

でも、やってみる価値は絶対にある。

無の境地は、空中を漂っているような感覚らしい。

他にも、誰かとお喋りしたり、スポーツなどで体を動かすことも効果的だ。

思考は案外不器用で、何かと同時にするのが難しい。

 二つ目は、〝死にたい〟という気持ち以上に〝生きたい〟という気持ちを起こさせることだ。

単純なことだが、多くの人はこれを実感できていない。

それはなぜか。

〝生きたいと思えるようなことがない〟と考えてしまい、考えることを放棄してしまうからだ。

「一等の宝くじを当てる」「最高にルックスの良い恋人をつくる」「社長に昇進する」

こんな夢物語のような出来事が起こったならば、きっと自分は〝生きたい〟と思えるようになるだろう。

そう考える人も多いかもしれないが、それは大きな間違いだ。

欲望の達成や挫折は、死を現実化させる。

極端に言えば、欲望の先にさらなる欲望がないのであれば、欲望は達成しないほうがいい。

ステップアップではなく、ジャンプアップを狙った欲望は、挫折したときに大きな衝撃があるから、避けたほうがいい。

つまり、〝生きたい〟という感情は、〝欲望を満たしたい〟という感情の持続によって生まれるものなのだ。

だから、その対象物が夢物語である必要はない。

あなたの周囲を見渡して欲しい。

そこにあるすべてのものが、今までのあなたの〝生きたい〟という気持ちを持続させてきたものだ。

そういう一つ一つが今の自分をつくっている。

 ルーマニアのある移住民族は、「一つ一つの呼吸に感謝しろ」という教えを守っている。

消費社会に生きるわたしたちは、生きることの実感を他者にのみ求めてきたのかもしれない。

しかし、本来は自分自身に求めるべきだ。

一つ一つの呼吸に感謝することができたら、〝生きたい〟という気持ちは死ぬまでなくならないだろう。

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コメント

あんた何様だ?

投稿 | 2008年5月16日 (金) 01時12分

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